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千歳法律事務所の代表弁護士千歳です。
2020年のオリンピック開催地が東京に決まりました。
1964年の「東京オリンピック」から56年。福島第一原発との関係で色々と議論があるところではありますが、いずれにしましてもオリンピック開催決定が具体的かつ積極的な事故処理の原動力になることを期待しております。
オリンピックと言えば思い出すのは、1984年のロサンゼルスオリンピックです。
当時小学6年生であった私は、小学校の林間学校で日光に滞在しておりました。
林間学校のイベントとして、キャンプファイヤーが予定されており、そこではクラスが出し物をすることとなっていました。
私のクラスではなかなか出し物の内容が決まらなかったのですが、ちょうどその時行われていたロサンゼルスオリンピックをネタに何か面白いものができないか、との意見があり、その後はとんとん拍子で企画がまとまり、本番となりました。
実際に行われた出し物は、クラスの元気者が実際にゼスチャーで色々な競技のまねを行い、それを私が即興で実況中継するというものでした。
解説者もおりましたが、発言は実況の質問に対して、「いいですね」とだけ述べるものであり、若干の皮肉が混じったものでした。
ほぼ即興の一発芸ですが、クラス全体が一体となって頑張った結果でしょうか、出演者は迫真の演技、解説者は絶妙な間合い。なかなかの出来であり、いい思い出になりました。
オリンピックの話題が出ると、この日光林間学校の出し物を思い出します。
当時即興で言葉を紡ぎ、オリンピックの「実況」をした経験は、当時算数や理科が好きだった私に新たな可能性を開いてくれたような気がしております。
オリンピックの開催に関しては様々な異論があることは十分承知しておりますし、かつて仙台で司法修習を行った私としては、「東北」ではなく「東京」でオリンピックが開催されることに若干の違和感があることも否定できません。
ただ、私が小学校6年生で感じた将来の可能性、そしてその可能性が「オリンピックの実況中継の真似事」から発生したという事実を思い出すと、オリンピックが子供の成長過程に与える好ましい影響は少なからずあると感じますし、オリンピックが我が国で開かれることの意味は十分にあると感じます。
オリンピック開催まで、あと7年。私も微力ながら社会の一員として関わって行ければと考えております。